【ケガの連鎖を断ち切る】横綱・稀勢の里関、必然の左足首の負傷

大相撲名古屋場所5日目、横綱・稀勢の里関が左足首を負傷し、6日目から2場所連続の休場となりました。

皆さんもご存知の通り、横綱は3月の春場所で左上腕と左胸を負傷しています。

3月のケガが十分に回復しないまま強行出場の結果、左足首の負傷に至ったわけですが、この「左腕・左胸」のケガと「左足首」のケガは単なる偶然や不運ではありません。

運動機能を身体全体で総合的に捉えたとき、「左腕・左胸」が本来の機能を発揮するためには「左足」の協力が必要です。

重い荷物を持ち上げようとするとき、腰を落とし、足で踏ん張ることで腕に力が入り持ち上げることができますよね。

この「足の踏ん張り」の協力があっての「胸・腕」の働きです。

つまり、「左腕・左胸」の機能が回復していないということは、「左足」との連携が取れていないということ。

本来であれば瞬時に反応し、無理なく着地をするなり、上手く受け身を取るなりして、ケガに至らずに済むところ。

それが「左腕⇔左胸⇔体幹⇔左足」の連携が取れなくなっていたため、左腕に十分な力が入らない、左足の踏ん張りがきかない。

その結果「左足首のケガ」に至ったわけです。

 

これは何も特別なことでなく、よくあることです。

私自身、「右足の骨折」がきっかけになって左肋骨骨折や左膝靭帯損傷を経験しました。

患者さんの中には「右足の骨折」がきっかけで野球肩(右)になった方や「左足の骨折」をきっかけに右手指の骨折や右上腕の肉離れになった方もいらっしゃいます。

(後日改めて詳しく記事にします)

ケガの連鎖は確実に存在します。

そしてそれは「ケガした場所をかばって」ではなく、最初のケガをした際に失った「身体の総合的な機能=身体のチームプレー」が回復していない結果起こります。

「ケガA」と「ケガB」「ケガC」は全く別のものではなく、1つの原因であることがあるのです。

 

すべての動作は「右手」「右足」など個々の「個人プレー」ではなく、身体全体が総合的に連携した「チームプレー」です。

ケガの連鎖を断ち切るためには「痛いところだけの機能回復」だけではなく、「身体の総合的なチームプレーの回復」が必要です。

それさえできてしまえば再び身体能力最大のパフォーマンスをケガの心配なく思う存分発揮できるようになれます。

 

稀勢の里関のケガも「左腕」「左胸」「左足首」とバラバラに捉えてそれぞれに治療をするのではなく、すべてを一つと捉えて身体を総合的に治せばすぐにまた「強い横綱」に復活してくれることでしょう。

 

 

ケガの連鎖を断ち切り、身体能力最大のパフォーマンスを取り戻したい方は

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